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コラム : 松田、靴磨きます_#02
2024.06.21
一回戦突破への道
昨年(2023年)開催された靴磨き選手権大会に出場した、弊社北千住マルイ店の松田店長。
「靴磨き選手権大会」とは、靴磨き職人の頂点を決める大会で、靴磨き文化の発信と発展を合言葉に行われており、昨年では、約1,800名の来場者と63名の選手が参加されました。
惜しくも一回戦敗退となりましたが、2024年大会も出場が決まりました。
社内では随一の靴磨き技術を持つ松田店長に、前回大会の振り返りと次回への意気込みを数回に渡り語ってもらいます。
――靴磨きはプライベートでも日常的にやっているんですか?
松田:そうですね。練習も兼ねていますが、日頃からやっていないと仕上がりのスピードも落ちますし、道具の並べ方とかもそうです。
だから知人から靴を月に10~20足くらい預かって、磨いて返すっていうのをずっとやってます。
――今年も大会に向けて磨きの靴を募集すると思いますが、練習ではどんな靴が磨きたいですか?
松田:プレーントゥとか磨きたいですね。ストレートチップだと割合がわかるので。
僕の勝手な想像かもしれないですけど、身長これぐらいでこう言う仕事をしてるお客様だから光沢控えめのほうがいい、とか、身長は高めだからそんなに入れなくて、でも仕事はお堅いからがっちりした仕上げ方がいいのかなとか、このやり取りが結構好きだったりするんですよね。
――大会も決勝になるとグラデーションを入れて、履く人を想定しましたってプレゼンする方がいたじゃないですか。
松田:着用される方の背景を考えながら、普段は結構やってますね。
下を濃くして上を明るくしてっていうグラデーションは結構やったりしますね。